いれいす Summer Tour 2024 Irregular Vacation -Island-
「推しのライブに行きたい!!!」
という、子の希望により”6人組エンタメ歌い手グループ”『いれいす』のライブへ行ってきました〜
といっても世代的に「YouTubeをメインとして活動する歌い手グループ」というものに馴染みがなく。
昨年から子が曲を聴いたりなんだりしている横でどういったものなのかをじわじわと理解していき、実は今回のライブよりも前に2月に開催された武道館公演のライブビューイングに行っていました。
なんでも結成から3年での武道館公演は歌い手グループ史上最速だったらしく、元々ドルヲタな私はアイドルたちが武道館を目標に掲げることとその大変さを知っていたので、いれいすファン(いれいすリスナー=いれりす)にとっても大きな大きな意味を持つ公演だということは理解していました。
だからこそライブビューイングも全国で開催されたのでしょうしね。
その時、子は公式のペンライトを持ち、私はドルヲタ時代に使っていた多色ペンライト(カラフルサンダー)を持って参加しました。
こういった歌い手グループは一切顔出しをしていないことが多く、基本的にはキャラクターイラストが顔の代わりをします。
なのでライブやイベントでしかその姿を見ることはできないんですよね。
なんだかまた知らない世界だなぁ〜と思いつつ、その武道館公演ライビュはたいへん楽しませていただきました。
で、今回は夏ツアーファイナルのチケットをとることができまして、子にとって念願の初!!ライブ!!!
会場はぴあアリーナMM、座席はアリーナ21列。
ざっくり言うと真ん中より前のほぼドセンといったところ。
肉眼でもよ〜く見える距離でした。双眼鏡を使うともう全部見える。よく見える。
私は座席につくなり「うわ〜!めっちゃ見えるじゃん!」と喜んでいましたが、子は緊張からか「こわい!!お腹痛い!!」を連呼。
「大丈夫だよ、始まったら”顔がいい〜〜!!”って思って吹っ飛ぶよ。いれりすみんなお友達だよ」と謎の声かけをして開演を待ちました。
このあと私自身がどうなるかも知らずに。
■セットリスト
ひとまず、セットリストを書いておきます。
6月に発売されたアルバムを中心に、人気曲がちらほら足されているような内容でした。
01.SPLASH BEAT
02.推せるいれいすお飼い得!
03.学級崩壊☆ですとろいやー
04.言いたいことがあるんだよーーー!!
05.愛を唄う
06.世界はそれでも進んでいく
(バンドメンバー紹介)
07.百鬼夜行
08.Paparazzi
09.clutch
10.ONE
– イレギュラープリズン(「笑ってはいけない」系のメンバーわちゃわちゃ映像) part.1
11.自由争奪戦(悠佑ソロ)
12.Xos (初兎ソロ)
13.Take a risk (Ifソロ)
14.超第六感(ないこソロ)
15.Twinkle Starlight (-hotoke-ソロ)
16.Tier-1- (りうらソロ)
17.Equal(悠佑・初兎)
18.Drowned Mermaid(If・-hotoke-)
19.ANTI HERO(ないこ・りうら)
– イレギュラープリズン(「笑ってはいけない」系のメンバーわちゃわちゃ映像) part.2
20.逆境STORY
21.恋星エトワール
22.自分らしさ
23.のんすとっぷ!LOVEサマー
24.よっ!夏大将!LOVE紫外線
En
01.promise
02.Seventh!
03.いれいす海賊団の冒険譚 -出港の巻-
ベルーナドームワンマン(2DAYS)開催発表
■会場の温度感
ファン層は主に小学生~高校生くらいかな?
うちのように子供を連れたお母さんもいらっしゃいました。
たまに男性ファンの姿も見かけましたが、基本は若い女性がほとんど。
公演中はメンバーの一挙手一投足に特大圧の「キャーーー!!」が沸き起こります。
私が行くライブは基本的にキャーの起こらない現場ばかりなのでかなり新鮮!
曲中のメンバーの見せ場や、衣装が動きに合わせて翻った時など、ありとあらゆる場面で即「キャーーー!!」が沸き起こるその素直さが微笑ましく、私も公式のペンライトを振って楽しませていただきました。
前述のとおりメディアでは顔が隠されています。そのためメンバーの姿はこういった場でしか見られないこともあり、現場の高揚感はより一層高いのだろうなと思います。
沢山のリングライトを装備していたり、何本もペンライトを持っていたり、「ファンサをいただくぞ!!」というファンの気合を存分に感じました。
■パフォーマンスにおける印象
これは武道館のライビュを見たときにも感じていたことですが、メンバー6人ともまぁ声が出る出る。
そして6人見事に個性がバラバラでそれが存分に活かされているように思いました。
以下、個人的に感じたメンバーの印象です
りうら
現在のKPOPの席巻具合からアイドル像として求められがちな”歌もダンスもハイクオリティ”、そんな存在でありこれからもどんどん伸びていくのだろうなと感じさせる
(“俺はただ、ポテトになりたかっただけなのに!!”とか様子のおかしな子になるところがまたいい)
-hotoke-
声質やソロの曲調に日本的アイドル像のような王道的かわいらしさがありつつ、ソロではダンスもしっかり見せてくれるうえ、腕が長くてダンスが映える
(Ifを全力でおちょくってる時の生き生きした感じが悪ガキっぽくて楽しそう)
初兎
歌声は息多めでラップになると声がガラッと変わり、自分や曲の見せ方が上手で存分にフロアを焼くタイプ
コメントを聞いていると繊細さを感じる
(笑ってはいけない系映像でひたすら滑ってるのいい)
ないこ
オールラウンダーで一歩引いてメンバーをしっかりまとめている(と思う)
きっと”リーダーがこのひとだからついていきたい”と思わせるのであろう、メンバー兼社長
(みんなの先生感ありますよね)
If
穏やかな雰囲気があり、スッと入ってくるような伸びやかでよく通る歌声の持ち主
ビジュアルでいうと一番落ち着いているので『大人のおにいさん』好きに刺さってると思う
(ほとけにおちょくられた時の”やりやがったな”感ある爆笑がいい、あとメガネ似合う)
悠佑
ハイトーン、ロングトーン、パワー系もおまかせな圧倒的歌唱力、バンド経験からフロアの煽りも上手
(コメントが熱くてさすがアニキと呼ばれるだけある、あと顔がいい)
余談ですが、武道館ライビュの際に
「なんかひとりだけ明らかにマイクの持ち方違うひとがいるぞ」
と気付きまして、それがグループ内で一番の歌唱力を持つ悠佑でした。
もうね、明らかにバンドマン。めっっっちゃバンドマン。さいこう。
マイクの持ち方や歌うときの姿勢など、「なんだか西川(貴教)さんみがあるな〜」と感じ、あとで調べてみたところ憧れの存在は西川さんとのことでしてめちゃくちゃ腑に落ちました!!!!!!
大納得!!!!!!!!
歌もめちゃくちゃ上手いし、いつかソロでイナズマロックフェス出て欲しい!!!!!!
しかしどのメンバーもしっかり声が出ていて、踊ったりわちゃわちゃしたりしているのにパフォーマンスクオリティがとても高かったです。
まだまだそのクオリティがアップしていくのだろうなと感じるほどでした。
メンバーの個性や得意分野がそれぞれ異なるため見せ場もわかりやすく、連続するソロパフォーマンスも曲調や見せ方が異なるので全く飽きることなく楽しめます。
なので、まだあまり知らない人でも「自分はこのひと好きかも?」という発見ができるのではないでしょうか。
個人的には超歌うま&世代的親近感も少しあって悠佑カラー(黄色)でペンライトを振ることが多いのですが、フロアを焼きまくってくれる初兎もいいなぁ~!!!ということで白を振ることもちょこちょこありました。
(このペアのことは”ゆうしょう”とか”白黒組”とか言うらしい。どこの界隈のオタクもこういうペア呼び好きよね)
りうらは歌もダンスもどちらも頭ひとつ抜けている印象でした。
超歌うまは悠佑ですが、りうらはバランスよくどれもハイクオリティでポテンシャルの高さを強く感じます。(どちらが上とかそういうことではなく)
個性と強さがバキバキの中に、かわいらしく繊細な雰囲気を持つ-hotoke-がいて、穏やかさが声に乗ってるIfがいて、オールラウンダーな社長がいて、ほんとうにバランスがいい。
誰ひとり被ってない。
これってグループにとって相当な強みではないでしょうか。
■トロッコやん!
STARTO(旧ジャニーズ)アイドル公演で印象的なアリーナ外周トロッコ、今回いれいすさんでもトロッコがありました!
初だったのかな?
ステージの両サイドから3人ずつトロッコに乗って、アリーナ中央でくっつけて停止する流れ。
これが2回、合計4曲ほどこのスタイルで歌ってくれました。
私たちは前方ブロックの後ろから2列目でしたので、このトロッコが停止するともう、目の前。目の前なんですよ。
えっ、やっっっば。
子にとっては初めての「推しが目の前にいる!」という状況。
なんとかアニキ(悠佑)からファンサをいただきたい!!!と思いまして、ペンライトは黄色のままで子にグッと寄りつつ頭の高さを超えない程度に一生懸命振りました!!
子もペンライトとうちわを振っていたので、より黄色が集まれば気付いていただけるかな~と思って。
しかし、アニキは結構遠くのファンに視線を送ってあげていたのでファンサはいただけず…!
だけどかなりの至近距離で歌う姿を見られたのは嬉しかったです。
子もずっとその光景を反芻することでしょう。笑
周りではまろ(If)にファンサをもらえて喜んでる子がいたりして、いや~微笑ましい光景でした。
嬉しいよね。
■しかしそれは突然やってきた
ここからは個人的な話です。笑
公演が始まって1時間~1時間半くらいした頃かな?
なんだか腹痛の気配を感じました。
「気のせい!!!気のせい!!!!!!」と言い聞かせて散らしていましたが、やっぱり痛い。
いや~~~~な痛さを感じる…
実は3年前に過敏性腸症候群と診断されております。簡単に言うと緊張や不安、ストレスによって腸が暴れだすという心因性の疾患です。
(腸の暴れ方や程度は多岐に渡るので、気になった方はググってみてください)
ただ、公演前も公演中も緊張や不安なんてなかったし、なぜ今??と思いました。
しかしその波は幾度となくやってくる…
なんとかやり過ごそうとしたもののダメそうで、「笑ってはいけない」系映像2回目終了時に意を決して席を立ちました。
みなさんの邪魔にならぬよう少し姿勢を低くし、小走りでアリーナ出口へ…この段階でなんだか息も上がってきましてふわふわとした感じになり、歩くのも少々しんどく感じるほどに。。
アリーナを出たらより一層息が上がってしまっていて、しゃがみこむ寸前でした。
なぜ!?!?!?笑
自分でも原因は分からずですが、う~ん、もしかしたら普段「キャー!!」のない現場ばかりなのでちょっと負荷がかかったのでしょうか…
(もちろん周りのお客さんは何も悪くありません、私の腸が過敏なだけ)
そんなわけで2曲分はトイレで過ごし、少しお茶を飲んで息を整えて戻りました。
(“あ~今「逆境ストーリー」だ、お客さんに歌わせてるな~”とか考えてた)
その後も腹痛とずっと戦っていたので全編全力で楽しめなかったのはちょっと悔しかったな~!
■バンドメンバーさん
いれいすのライブにはバンドメンバーさんがいらっしゃいます。
武道館の時も感じたことですが、バンドメンバーさんがめっちゃ楽しそうなんですよね。
普段からメンバーと良好な関係が築けているのだろうなと感じました。
やっぱりメンバーだけでなくサポートしてくれる方がいてこそだと思うので、バンドメンバーさんには惜しみない拍手をおくりたいと思います。
表からは見えない、設営スタッフさんやPAさんなどなどの方々にも。
ライブっていいよねえ。
■ベルーナ発表
最後の最後にベルーナドームでのワンマン公演開催発表がありました!
これに対しても会場中からすごいボリュームの歓声が。
私は腹痛を散らしながら「おっ!ベルーナか!」と思いつつ、「あの、過酷で有名な、ベルーナで…!?!?」とも思いました。笑
以前AKBがベルーナでの公演中、メンバーがバタバタ倒れたのは有名な話ですよね。
それ以外でも、いかに過酷な会場なのかをよく耳にしておりましたので真冬のベルーナ、覚悟を決めなくてはと。笑
チケット取れたらぜひ足を運びたいと思います。
■総括
というわけで、自分の推しグループというより子の推しグループライブレポでした。
個性がてんでバラバラ、でもバランスがよくてパフォーマンスのクオリティも高く楽曲もいい。これからもっと人気が出そうですよね。
彼らは武道館を目標にし、それを達成した今では新たな目標として「3年で東京ドーム」を掲げています。
無理ではないよな、十分実現できそう!と思うのですが、東京ドームを実現したその先は?と考えてしまう自分もいます。
(武道館公演後、メンバーコメントなしに紙1枚で無期限休止発表→約3週間後、数か月規模の準備期間が必要な発表を多数抱えて復活、というやりかたには少し思うところがあったので。とはいえ、走り続けてきたメンバーには絶対に休みが必要だったと思います)
いろいろと目標や叶えたいこと、やりたいことはあると思うのですが、『会場』が目標にならないでほしいなとも思うのです。
ほかでもないメンバーのみなさんが希望していることだと思いますが、ファンと一緒にたくさんの景色をみて、長く続いていってほしいなと願います。